前回の記事では、歯医者さんに
「床矯正はやらなくてもいいんじゃないですかね?」
と曖昧なお言葉をもらったということを書きました。
今回は、どうして床矯正を勧めなかったのか・・・
を詳しく書いていきます。
床矯正を勧めない理由1:壊す人が多い
床矯正っていうは取り外し可能な装置です。
水以外のものを飲食する場合には取り外す必要があります。
そして、歯磨きをしてまた装着します。
ということは、学校に装着して行ったら給食の時には外します。
休み時間で歯磨きができればしてまた装着しますが、
歯磨きしない場合はケースに入れて持ち帰ります。
取り外したりまたつけたりを学校で行うときに、
多くの子は早く済ませたいという一心でササッと済ませようとします。
早く終わらせようとすると落とす可能性が高いのです。
給食の時にケースに入れていてもあの狭い机の上に置いていたら
おぼんがぶつかったり、誰かが机にぶつかったりして落とす可能性があります。
落とすだけでも破損の可能性があるのに、それを踏んだら・・・
ということで、小学生は壊す人が多いらしい。
そして壊れたら矯正装置の修理代、もしくは再制作代がかかります。
床矯正を勧めない理由2:なくす人が多い
壊すに続き、なくす人も多いんだとか。
1番多いのは外食時。
外出時に矯正装置のケースを持っていくのを忘れてそのまま外食。
ナプキンペーパーに装置を置いて、そのまま忘れていってしまう。
そして、ナプキンペーパーに包んであった場合には
店員さんも気づかずに捨ててしまうのです。
実は、これ、トトもやったことがあるのです。
でも幸いレストランを出て5分くらいで気がついたのですぐに戻って無事でした。
なくしてしまったら再作成代がかかって思わぬ出費ですね。
床矯正を勧めない理由3:装着時間が足りずに進まないから
床矯正の装置は1日12時間以上は装着します。
装着時間が長い方が歯が動くので良いです。
壊したりなくしたりするのを恐れて学校にして行かなかったり習い事には装着せずに行ったりすると、装着時間が短くなります。
小学1年で始めても真面目に取り組まないと矯正の成果がなかなか現れず、年齢が進んでしまいます。
高学年になると生活がどんどん忙しくなったり反抗期に突入したりして月1の定期検診に行くのも面倒になって矯正を中途半端に終わらせてしまう子もいるんだとか。
成果が現れなければ先にも進めないし本人のやる気も失せてきて矯正を嫌がるようになります。
床矯正を勧めない理由4:憶測だけど・・・
矯正相談で先生がトトに床矯正を勧めない理由をまとめると上記3つになりました。
もっともな理由です。
トトが矯正を始めてすごく気をつけているのも上記3つですからそれで失敗している人もいることでしょう。
どうしても今すぐ矯正をしないといけない!というひどい状態でなければ
先延ばしにして顎の成長を見るというのも一つの手だとは思うのです。
(あとは本人のやる気も見る。)
その間は毎月または隔月で検診に通わせてもらい矯正を始めたらこんな感じのペースで通うのかとイメトレもできるから。
でもね、私の行った歯科医院の先生は中学生になってからのワイヤー矯正でもいいんじゃないかと言ったんです。
そこからの憶測・・・
1、歯列矯正のために歯を抜いてもいいと思っている
大きくなってからの床矯正は難しいらしいので、顎の成長をみて中学生くらいでも歯のスペースがなければ抜歯してワイヤー矯正にしようと思っているのではないかと考えました。
抜歯については色々と考えがあるそうですが、私はできるだけ抜きたくないのでその可能性をできるだけ排除するためにも小児矯正をさせたいと思ったわけです。
2、成功例が見たい?
先にあげた3つ目の理由で矯正リタイヤする人がその医院でも何名かいたそうなんですが、そうなると矯正失敗という実績。
自分が関わってきた人の結果が失敗って嫌ですよね。
別に公表されるわけでもないしお金さえ払ってもらえたらデメリットもないように思えるのですが、失敗を見るよりも成功が見たい、歯科医師としてはそんな気持ちもあるのかな?と勝手な憶測。
それほど、子供も保護者も真面目に取り組まないと小児矯正は成功しないんだと思いました。
勝手な憶測は参考程度に見ていただき、歯科医師から小児の床矯正を勧めないと言われた理由をまとめてみました。
次回は2〜3年生の頃のトトの歯の状態について書きたいと思います。
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